もう記事タイトルからして語彙が...って感じですが今回は言いたいことが沢山自分の中で混在してしまっていますЯwR
God of War (ゴッド・オブ・ウォー)
一通りメインストーリーをクリアしましたЯ!R
4時間程遊んだ時点で前回に中間報告記事を書かせて頂きましたが今回ようやくクリアしたということで感想を綴りたいと思いますЯ!R
ストーリーについて
さて、最初は前回の中間報告ではあまり触れなかったこのゲームのストーリーについて書いていきたいと思いますが明確な展開のネタバレはしないつもりで書いていきたいと思いますЯ!R
今回ストーリーをクリアして全体的にどういう印象を感じたのかを中心に書いていきますЯ!R
ただ、ストーリーをこれから前情報無しで楽しみたいという方はこのストーリーに関する章を飛ばして目次のゲームスタイルの章からを見て頂ければと思いますЯ
始まりは新たな物語
E3 2016で発表された時から話題になっていましたが、今回は前作ナンバリングのGod of War III (2010年発売)の後の最新時系列の物語となっていますЯ
スパルタの神であり亡霊とも言われた主人公クレイトスですが、IIIから随分と月日が経ち老いた状態ですЯ
新たな女性との息子を授かり育てる立場になったおかげか、表面は今までのシリーズよりも随分と性格が丸く落ち着いた印象を誰もが受けることだと思いますЯ
今作では亡き妻(アトレウスの母)の遺灰を撒くために息子のアトレウスと共にヨトゥンヘイムという地へ向かう冒険の物語になりますЯ
今までのシリーズと違って最初は全く新しいストーリーを軸に話が進んでいき、今回から初めてGOWシリーズを遊ぶという人も問題無くストーリーに入っていける感じですねЯoR
その中で息子のアトレウスとの衝突、和解、息子への慈愛等親子ならではのやり取りが沢山見れますЯ!R
クレイトスが一人で敵を倒し続けるバイオレンスで激しい前作までのストーリー展開に慣れていた人は、同じSIEタイトルの名作The Last of UsのDNAを受け継いだような今作のストーリー性の違いに驚いた方も多いのではないでしょうかЯ
クレイトスだけではなくアトレウスの物語でもあるので両方に感情移入しながら親子を見守るような感じでストーリーに没入出来るかと思いますЯ
消えることのないクレイトスの行い
今回は前作までのギリシャ神話ではなく北欧神話の世界に舞台を移していることもあり、ストーリーが始まってからしばらくの間はクレイトスと同じ姿をした父親が主人公というような印象を受けましたЯ
姿は同じだけどまるで別の人物を動かしているような感覚ですЯ
しかしストーリーを進めていく中でやはり彼は今までのクレイトス本人だと思えるようになって、前作までのシリーズプレイヤーも熱くなれるように展開が運ばれていきますЯ!R
前作までの行いを決して忘れている訳ではなく、前作までのことがあった後に新たに息子を授かったからこそ抱えるクレイトスの苦悩も描かれていますЯ
また、息子や他の人物との会話の際は落ち着いた性格のクレイトスですが、敵への攻撃の際は前作までと変わらず容赦のない攻撃を喰らわせますЯwR
新たなテイストの物語ですが、ゲームを進めている間にやはりゴッド・オブ・ウォーだなと思える瞬間が沢山ありましたЯoR
人間たちの物語
今作にも複数の神々やドワーフ等、様々なキャラクターが登場しますЯ
前作までなら他のキャラと出会ってすぐに戦うみたいな感じが多かったですが、今作は出会うキャラそれぞれに人間としての核があってそれぞれの会話劇、繋がりも軸になっていますЯ!R
みんなそれぞれ種族は違えど人間だということが細かく描写されていますЯ
クレイトスの苦悩やアトレウスの成長の物語はもちろんですが、登場するキャラクターそれぞれに人間ドラマがあるところが今までと違って心を揺さぶられるなぁと思いましたЯ!R
前作までのクレイトスからの続きの物語となっていますが人間ドラマでプレイヤーを引き込むという、前作までと大きくテイストが異なるストーリーになっている印象ですЯ!R
新しくGod of Warというタイトルでナンバリングも付いていないのでここからまたクレイトスとアトレウスの新章が開幕したということだと思いますねЯ
新生したゲームスタイル
さて、ここからはゲームプレイに関することを書いていきたいと思いますЯ!R
新たな3人称視点カメラ
今作を一目で見てわかる前作とのゲームスタイルの違いの一つとしては、前作までの見下ろし視点ではなく肩越し視点になったことですねЯ!R
クレイトスを動かしている間は終始このTPS視点とも言える肩越し視点になりますЯ
カメラが遠かった前作までと違ってクレイトスや敵をより近くで見ることが出来るので、より迫力のあるアクションが体感出来ましたЯ!R
こういった大胆なモデルチェンジは特に複数作品出ているシリーズの場合ファンからは賛否両輪になるような印象ですが、個人的には今回のモデルチェンジは迷いなく有りだと思いますЯoR
この視点は今主要なゲームのカメラスタイルの一つですし、個人的には今の世代に合わせた良い改革だと思いますねЯ!R
RPG要素とオープンワールド要素
今作をプレイして初めてわかった部分として、RPGのような装備・スキル要素があることと、オープンワールドに近いマップシステムになっていることですЯ!R
旅の途中では店がいろんなところにありクレイトスとアトレウスの装備品を購入したり、装備品のアップグレードをすることが出来ますЯ!R
拾った資源で装備品を作成するクラフト要素、XPで装備品を購入したりXPを消費してスキルアップをする要素等もありますЯ
また、装備品によってキャラの見た目が変わるのですがこれはきちんとゲーム中やイベントシーン中にも反映されるようになっていますЯoR
このへんは同じSIEタイトルのHorizon Zero Dawnの要素から受け継がれてるところがあるなと感じましたЯ
そしてマップシステムですが基本的にメインクエストを進めつつも自由にどこへでも冒険・探索が出来る状態ですЯ!R
Horizon Zero Dawnほどのマップの広大さは感じませんが、ファストトラベルのようにポイント間移動も出来ますし、世界をワープするといったような設定でワープルームから別の世界(マップ)へワープ出来るような要素もありますЯ!R
前作までよりもマップのロケーションの種類が豊富で様々なライティング・景色を楽しむことが出来て、そういったロケーション間はきちんと道が繋がってシームレスに移動出来るようになっていますЯoR
サブクエストを受注したり、マップを探索して様々なアイテムやメモをコレクション出来るので、ゲームクリア後のやり込みも用意されていますЯ!R
マップシステムや装備システム等はHorizon Zero Dawnの良いところを沢山取り入れられてる印象ですねЯoR
RPGが少し苦手な自分としては最初はクラフト要素やスキルアップ要素には少し戸惑いましたが苦手なら苦手で適当にスキルや装備を割り振っていればなんとかなるようにゲームバランスは調整されているように感じましたЯwR
戦闘では立ち回り等が大事になるので装備品に難易度が依存することはなく、アクションゲーム好きな人はRPG要素が苦手でも充分クリア出来る難易度だと思いますЯ
新たなゲームの形を開拓した驚異の技術力
ここからは主にゲーム開発の技術的な話になり、自分としてはメインコーナーですЯwR
一貫したワンカット・ワンカメラ
さて、これは以前からの記事にも何度も書いてることですがこのゲームは冒頭からエンディングまでカット割り無しのワンカメラで進行しますЯ!R
この規模のゲームでは前代未聞ですよねЯ!R
ゲーム中の行動からイベントに切り替わる際やイベント中においても一切カメラのカット割り・画面の暗転等が入らずずっとシームレスに進みますЯoR
ゲームオーバーの際やポーズメニューに入った際を除けばずっと一つのカメラがクレイトスとアトレウスの背中を追ってゲームが完結しますЯ!R
なのでゲーム開始時のロード画面が終われば後は進行上ロード画面無しですЯ!R
比較的一本道に近いゲームなら次のマップを先にゲーム中に読み込んでおけるのでこれは今のゲーム機なら可能だろうと考えていましたЯ
しかしプレイヤーによって進む道が異なるオープンワールドに近いゲーム性と多くのボリュームを含んだゲームでこれを実現出来るゲームが出てくるなんて思っていませんでしたЯ!R
前にも書きましたが、冒頭からエンディングまでシームレスに繋がるゲームは自分が学生の頃に思い描いていた理想のゲームでしたЯoR
まさか2018年のゲーム機でこれを実現するスタジオが出てくるとは思ってもいませんでしたЯ!R
そしてこのシステムがプレイヤーにとってどういう体験をもたらすのかってところですが、ゲームからイベント、イベントからゲームにシームレスで繋がるのでずっとその時のストーリーの雰囲気がゲームプレイ中に消えることがありませんЯ!R
例えば一緒に行動してる人物の2人が喧嘩するムービーが入るとします
他のゲームならその後ゲーム画面に移動する時カット割りが入ったり画面が暗転したりするので「あ、ゲーム画面に戻ってきたな、ちょっと安心...」って感じになると思うのですが
このゲームの場合クレイトスとアトレウスにイベント内で衝突があった場合にもそのままカメラがずっと継続された状態でシームレスにゲームを動かせるようになるのでプレイ状態になってもずっとその気まずい空気が続いたままなんですЯ!R
これにより、他のゲームよりもストーリーに引き込まれた状態でゲームをプレイ出来るような感覚でしたねЯoR
また、ずっとカメラのカット割りや暗転が入らないことでゲームの止め時が見つからずついずっと続けてしまうといったような効果もあると思いますЯ!R
こんな感じで「ワンカット・ワンカメラで動かせるゲームを作ったぞ!凄いだろ!?」じゃなくてきちんとゲームのストーリー、目的に対して理にかなったシステムになっているところにとても感心しましたЯoR
高いグラフィック・サウンド・パフォーマンス
これも以前から書いていることですが、贅沢なことにこのゲームは上記のワンカメラ技術に加えて高いグラフィックパフォーマンスも達成しているんですよねЯoR
まあここでわざわざ画像を貼らなくてももう上に貼ってあるいくつもの画像を見るだけでグラフィックのレベルも高いことがわかりますよねЯwR
ノーマルモデルのPS4でも1080p/30fpsで充分綺麗なグラフィックになっていますが、PS4 Proでは4Kテレビ用の解像度に対応している(画質優先モード)上に1080p/60fpsまでの高フレームレートに対応するパフォーマンス優先モードがありますЯ!R
厳密にはパフォーマンス優先モードは全シーン平均すると45fpsぐらいだと思いますが、PS4 Proでもさすがに30fpsまでじゃないかと思っていた高いレベルのグラフィックだっただけに高フレームレートを出せるなんて本当に驚きでしたねЯ!R
しかもオープンワールドに近いシステムですからよっぽどの最適化技術が無いとこれは達成出来ないと思いますЯ!R
ノーティドッグも負けるな!と言いたくなるぐらい、今回もハイパフォーマンスなサンタモニカスタジオですねЯwR
ライティングが際立つ光のある場所も綺麗なのですが
個人的にはこのような画面から臭ってきそうな空気感を放つ泥の表現等、細かく作り込まれている箇所が沢山あったように思いましたЯ!R
また、今回も純正プレミアムサラウンドヘッドセットでプレイしましたが、どこから音が鳴っているか的確に方向と距離がわかるサラウンド音響もしっかり調整されていましたЯ!R
ゲーム中に雰囲気を調整してくれるBGMも、前作までよりも神秘的で美しい雰囲気を感じるものが多かった印象ですЯ!R
映像とサウンドはゲームに没入するために必要な部分なので今回も見事に引き込んでくれましたねЯoR
アトレウスの行動ロジック
共に行動する息子のアトレウスはゲームプレイ中においてもただのお飾りではなく、プレイヤーがワンボタンで弓矢を撃つように指示を与えたりすることが出来て、クレイトスをサポートする役割を持っていますЯ
そして指示した通りに動くだけではなくストーリー展開によってAIの行動が変わってきますЯ
ストーリー的な成長に合わせて不自然なく敵と戦う時の行動にも成長が見られたり、気まずくなった時はクレイトスから少し距離を置いて行動することもЯ
こっちが何をすればわからなくなってしまった時にヒントを出してくれたり、会話の途中で何らかの行動を起こすことにより会話が途切れてしまった場合等にも後から「さっきの話だけど~」といったように会話を再開してくれたりとか、AIとは思えないほどアトレウスの行動には人間的な自然さを感じましたЯ!R
また、アトレウスが広範囲に自由に動きすぎてバグが起こることもなく、進行上どうしても近くに来る必要がある時にはプレイヤーカメラから見えない時にこっそりクレイトスの近くに瞬間移動してきたり(プレイヤーからは見えません)、上手く工夫してあるなと思いましたЯ
ストーリー展開と直結したAIを作る技術も使われているようで、もはや「プログラムとは何だ?これはプログラムなのか?」とプレイしてて思うほどでしたЯ!R
ということで技術的にも非常に激しく興味を掻き立てられるものを沢山感じましたЯ
これ以外にも沢山ありますがとりあえず自分の中で代表的な部分だけ書き起こしてみましたЯwR
こういった技術を使うゲームが今後沢山出てきてくれると面白いと思うのですが、今の世代の技術としては凄すぎて他のメーカーが追い付けるスタンダードにはなれないのでは?とも思いましたЯ
感想と考え
人間ドラマ溢れる展開でゴッド・オブ・ウォーのストーリーとしても新しい、でもやっぱゴッド・オブ・ウォーだ!と思えるストーリー展開だと思いますЯ!R
アンチャーテッドのようなムービーを動かしているような没入感、Horizon Zero Dawnのようなオープンワールドに近いゲームのロジック、The Last of Usのような心動かされる人間ドラマ、そしてワンカット・ワンカメラというゲームとしての新たな挑戦
今までのSIE ワールドワイド・スタジオの名作の集大成と新たなゲームの形、これらを見事に上手く集約して一つのゲームに仕上げていると思いますЯ!R
本当に贅沢なゲームですねЯoR
GOWシリーズはPS3のIIIの頃にIとIIのコレクションとセットで買ってハマったのですが、当時はアンチャーテッド 2作目をプレイした後でしたЯ
アンチャーテッドの凄さに驚いてノーティドッグはPS3の頂点だ!と思っていた矢先にまたそれとは別のベクトルで頂点のようなクオリティのGOW IIIが出てきて、サンタモニカスタジオも凄いし注目出来る!と思ったのを覚えていますЯ
今回も当時のその時と似たような感覚ですЯ
アンチャーテッドの4作目やスピンオフで正直もうPS4の性能はこれ以上使い切れないのではないかと思っていてノーティドッグがPS4の頂点に立ったのではないかなと思ってましたЯ
しかしサンタモニカスタジオからまた物凄いゲームが出てきましたねЯoR
2018年にこんなものがプレイ出来るとは思っていませんでしたしPS4の性能ってまだまだ突き詰められるんだなと感じましたЯoR
技術的なところに驚くだけではなく、今の世代のハイクオリティなゲームに慣れて感覚が肥えてしまった自分がゲームとして再び大きく引き込まれて心が動かされるゲームに出会えたような気がしますЯoR
おかげでまだまだゲームには先があるのだと信じられるようになりましたЯ!R
SIE ワールドワイド・スタジオのタイトルは今後もDetroit Become HumanやMarvel's Spider-Man、The Last of Us Part II等、超大作が控えていますねЯ!R
きっと今後出るタイトルもそれぞれでまた違った驚きや楽しさを感じられるものだと思いますЯoR
今後もゲームにしか出来ないエンターテインメントを期待したい!
そんな気持ちがより一層高まった一作でしたЯoR
今後もSIE ワールドワイド・スタジオやサードの開発スタジオ、インディーズ等からリリースされる様々な体験に期待したいと思いますЯ!R
それでは!
おまけ
数日前に実施されたアップデート バージョン 1.20よりフォトモードに対応したようなので早速やってみましたЯ!R
他のSIEタイトルのフォトモードとほとんど同じですがクレイトスとアトレウスを焦点とした被写界深度に自動調整したりすることが出来るようですЯ!R
表情を変更出来るのはクレイトスとアトレウスのみで、それぞれ15個?ぐらいの表情パターンがありましたЯ
動画の紹介
実況プレイのブロードキャストのPart 1のアーカイブだけ貼らせて頂きますЯ

【PS4】ゴッド・オブ・ウォー 【CEROレーティング「Z」】
- 出版社/メーカー: ソニー・インタラクティブエンタテインメント
- 発売日: 2018/04/20
- メディア: Video Game
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・著作権等:©Sony Interactive Entertainment LLC. God of War is a trademark of Sony Interactive Entertainment LLC.