【PS5】PlayStation 5が現行のPSVRヘッドセットに対応！新型VRがまだ出ない理由とPS4との新しい後方互換形態を考察【PS VR】

昨日、ニュースサイトWiredにSIEのマーク・サーニー氏による次世代PlayStation (PS5)に関するインタビューが掲載され話題になっていますねЯ！R

いよいよ次世代機に関する詳細な話がSIEの重要人物から語られるようになり、期待を高めているところですЯoR

今回はそんなインタビューの内容から、自分が気になったVR部分やPS4との後方互換を中心に考察を書きたいと思います！

インタビューの内容
VRについて

VRの新型は？
現行のPSVRはオーバースペック
ヘッドセット部分以外のVRの進化

PS4との後方互換について

PS5クオリティ対応のPS4ソフト

最後に

インタビューの内容

まず、PS5に関するマーク・サーニー氏によるインタビューの内容ですがこちらに掲載されています↓

wired.jp

内容としては

解像度は8K(7680 x 4320)まで対応
レイトレーシング対応
物理ディスクメディアに対応
独自のカスタムSSDが内蔵され、読み込みが大きく高速化
PlayStation 4との後方互換性、PlayStation VRに対応
3Dオーディオに標準対応
CPUはAMDの第3世代Ryzenベース、｢Zen 2｣アーキテクチャの8コアを内蔵
GPUはRadeonの｢Navi｣ベース

赤字で書いてあるところが自分の気になったところなので今回の記事ではそこを掘り下げていけたらと思いますЯ！R

赤字以外の部分に関しては「まあ次世代機だから性能アップは当たり前だよね」と個人的に思うところで、自分から特筆するところはないかなと思い今回はほとんど言及しないことにしますЯ

PS4との互換や現行のPSVRが対応することは自分が前から予想していたことでもあったので「やっぱりね」という感じなのですが、これからそれに関する考察を書いていきたいと思いますЯ

VRについて

VRの新型は？

まず、多くの人が今回のPSVR対応に言及されたことについて思っているのは「VRの新型は出ないの？」ということだと思いますЯ

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今回現行のPSVRヘッドセットがPS5に対応することだけ明言されたわけですが、自分はしばらくは新型PSVRヘッドセットは出ないと思っていますЯ

というのも、2016年の発売以降ずっとPSVRで遊んできた自分だからこそそう思えるということもありますЯ

現行のPSVRはオーバースペック

まず、現行のPSVRヘッドセットはPS4にはオーバースペックなのですЯ
大袈裟に言えばPSVRヘッドセットはPS5を想定して作られたものではないか？とさえ思えるのですЯ

www.jp.playstation.com

というのも、PSVRヘッドセットの解像度は両目で最大1920 x 1080、フレームレートは最大120fpsというスペックな訳ですが現状PS4 Proでの動作を含めてPS4用VRタイトルはほとんどこの最大解像度、最大フレームレートに達しているゲームがありませんЯ

ほとんどのゲームでは描画解像度やテスクチャ解像度が平面のフルHDゲームと比べて落ちており、フレームレートは内部で60fps描画したものを倍速補完で120Hzへ変換しているものが多いです
(この場合、倍速補完により動いた際に残像が出てしまいます)

VRは通常では酔い対策のため90fpsが必須になっていますがPSVRは特殊で、最低60fps出ていれば倍速補完で映し出すことが出来るようになっていますЯ

しかし両目にそれぞれ60fpsを描画する訳ですからPS4のスペックでは60fpsすら確保が難しいということもありますねЯ

そのためフレームレートが下がっても問題がない通常のゲームとは違い、フレームレートを稼ぐために解像度を犠牲にしないといけないということがほとんどのPS4のVRゲームで起きてしまっていると思われますЯ

リアル系のグラフィックのゲームなら尚更です

ごく一部、フレームレートが120fpsにネイティブで対応(Beat Saber等)していたり解像度もフルに使ってそうなゲーム(バウンド等)がありますが、本当にごく一部ですЯ

それゆえにPSVRはボケボケ、新型で解像度を上げて欲しいという声も一部で上がってしまっているのだと思いますЯ

ヘッドセット側が悪いと思う人もいるかと思いますが、低解像度の原因はPS4側の処理性能が足りていないためであり、PSVRのヘッドセット側はまだ余力を残している状態なのですЯ

非VRで例えればPS3に繋いでいた時のフルHDテレビを想像するとわかりやすいのではないかと思います

PS3では720p (1280 x 720)の解像度で30fpsのフレームレートで動作するゲームが多く(主流のゲームはほとんど)、それらのゲームではフルHDテレビに繋いでいてもそのフルHDテレビの最大解像度(1920 x 1080)、最大フレームレート(60fps)に達していない映像を映し出していましたねЯ

しかし、これがPS3からスペックの上がったPS4になるとほとんどのゲームはフルHDテレビの最大解像度である1920 x 1080で映し出され、フレームレートも60fpsになりましたねЯ

それまで使っていたテレビを変えなくとも本体(PS3からPS4)側のスペックが上がったことでより高精細で滑らかな映像美とグラフィックディテールが楽しめるようになりましたЯ

これをフルHDテレビ＝PSVRヘッドセットに置き換えて考えるとわかりやすいと思いますЯ

PSVRヘッドセットも言ってしまえばライトバー付きのディスプレイですからね
ヘッドセット側でゲームの処理をしている訳ではありません
現状PS4のスペックではほとんどのゲームでヘッドセットの最大解像度に届いておらず、フレームレートも最大の半分しか出ていない状況ですЯ

PS3からPS4になってゲームを処理するハードウェアのスペックが上がったことでよりクオリティの高い映像を楽しめるようになったように、PS5へスペックアップすることでPSVRヘッドセット上でより高い解像度、より高いフレームレートの映像でゲームが出来るようになるという訳ですねЯ！R

ヘッドセット部分以外のVRの進化

しかし、進化するのは映像だけという訳でもなさそうです！

今回言及されたのはあくまでもVRヘッドセット(頭にかぶる部分)がそのまま対応するということだけですЯ
つまり、操作に使用するデバイスやトラッキングに使用するセンサーデバイスが同じという訳でもないと考えていますЯ！R

現状のPS4でのPSVRではPlayStation Cameraによるトラッキング、DUALSHOCK4・PlayStation Move・シューティングコントローラーといったデバイスでの操作になっていますが
PS5ではより広角度・高精度でのトラッキングが可能なセンサーデバイス、より直感的に操作が可能な新しいハンドデバイスの登場により更なるVRでのゲーム体験の可能性が向上するのだと予想していますЯoR

PS3ではPS MoveのトラッキングにPlayStation Eyeというカメラを使っていましたが、PS4になってからはより高解像度で2つレンズの付いたPlayStation Cameraにチェンジしました

それと同じようにPS5ではカメラも新しく専用のものに変わるのではないかと思いますЯ

進化の方向性としてはカメラの解像度が上がったりトラッキングのための角度をより広げたものになるのではないかと思っていますねЯ

SIEなのでこのへんはまた予想外の面白い発想で仕掛けてくる可能性もあると思うのでそこは期待しています！

しかし、これではっきりと「新型VRヘッドセットは出ません」とも言い切れる訳でもなく仮にPS5がVR用の映像を1920 x 1080の解像度で120fpsを両目に描画してもまだまだ解像度が上げれる余裕のあるスペックなのだとすれば話も変わってきますねЯ

また、解像度はそのままでもより軽量化されたり無線化されたマイナーモデルチェンジ版のヘッドセットが出る可能性もあると思うのでそういう意味では新型リリースの可能性もそこそこ高いのでは？と思いますЯ

しかし「現行のPS4用のVRヘッドセットがPS5で使える」ということは確かに発言された訳ですから最大解像度と最大フレームレートでVRタイトルが遊べるようになる可能性があると考えるだけでもかなり大きな期待を持つことが出来るのではないでしょうかЯ！R

今のPSVRの最大解像度でリアル系のグラフィックのVRゲームがプレイ出来ればそれだけで没入感はぐんと上がると思いますので！

それに加え新しいハンドデバイスの可能性もあると考えるとVRの進化の可能性はまだまだ限りなくあるのだと思えますねЯoR

あと、現状PS4ではVRでのみ標準搭載されている3Dオーディオ(通常のステレオヘッドホンで360度の立体音響が楽しめる機能)ですがこちらはPS5ではVRに限らず標準搭載のようなので、プロセッサーユニット(PSVRに必要な黒い端末)での処理が一つ減ることになるのではないでしょうかЯ

このことから、プロセッサーユニットも不要になるのではという意見も見られますがソーシャルスクリーン(テレビへVR映像を出力する機能)の処理をするにはプロセッサーユニットが必要ですし、そこはどうなるかまだ予測出来ないかなと思いますЯ

個人的にはせっかく3Dオーディオの処理がPS5側で行えるようになったのならソーシャルスクリーンの処理も行えるようになってて欲しいなと思っていますし、そうなることでプロセッサーユニットが不要になって現行のPSVRユーザーのケーブル類もすっきりするのでは？と思っていますЯ

今回、PSVRヘッドセットがPS5で継続して使用可能なことは自分の中では前提のようなものだったのできちんとSIEから発言されてとてもしっくりきていますЯ！R

こういった話は前々からBorderlands 2 VRのブロードキャスト等で視聴者の方のコメントとの会話でお話していたので興味ある方はアーカイブを探してみてくださいЯｗR

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PS4との後方互換について

さて、次はPS4との後方互換対応の話ですがこちらも予想していた通りでしたЯ
（こちらは去年ぐらいからTwitterでもたまにつぶやいてました）

PS3からPS4になって大きくアーキテクチャが変わった時と違い、今回のPS5もPCベースのPS4とアーキテクチャが近いものになっていると思われますЯ

そのため、PS4のソフトの動作の親和性も高いと思われます

しかし、今までの後方互換というのは単に旧世代機のソフトを旧世代機で動かした時そのままのクオリティで動かせるというものでしたねЯ

PS5クオリティ対応のPS4ソフト

今回は今までの後方互換とは少し形態が変わるのではないかと思っていますЯ

というのもPS5は実質PS4 Proのスペックアップ版でもあるという考え方も出来る構造になっていると思っているからですЯ

つまりソフト側の対応次第ではPS4ソフトがPS4 Proに対応するアップデートを実施出来るように、PS4ソフトをPS5のスペックへ対応させてより高解像度、高フレームレートで動作させられるようになるのではないかと思っていますЯ

もちろんPS4 Proの現状と同じようにこういった仕様になったとしてもそういう調整はメーカー側の自由になるはずなので全てのPS4タイトルのクオリティが上がる訳でもなく、非対応のゲームはPS4もしくはPS4 Proで動かした時と同じクオリティで動作するでしょうЯ

しかしこういったPS5のスペックに対応したPS4ソフトをリリースすることで縦マルチでソフトを販売する必要が無くなるというユーザー側に大きなメリットがあると思いますЯ

同じソフトでもPS4に入れた時とPS5に入れた時で映像クオリティが変わる(今のPS4とPS4 Proのように)ようにすれば新しくPS4からPS5に乗り換えた時もソフトの買い直しの必要がなくなりますし同じセーブデータが使えることも期待出来ますよねЯ

PC版の同じソフトでもスペックの違うPCで動かせばクオリティも違ってくるというのと同じ原理です

PS5発売時期からしばらくはPS5クオリティ対応のPS4ソフトが発売され、徐々にPS5でしか動かせないPS5専用タイトルも増えていってメインプラットフォームが移行していくという流れに持っていける可能性もあると思いますЯ

VRの件と違い、このPS5クオリティ対応のPS4ソフトというのは憶測的な要素が多い話のため「こうなるぞ！」と断言は出来ませんが上記インタビューでは「(PS4の)マーベルスパイダーマンをPS5で動かしたらより高速に動作した」といったような話もあるため可能性の無い話ではないと思い今回考察を書かせて頂きましたЯ

今までの後方互換の形態からすると考えられなかったことですが、PS4とPS4 Proでのことを考えるとこういった考察もありかなと思った次第です

PS5が発売されてしばらくしたら「あのPS4の大作がアップデートでPS5用のグラフィックに対応したぞ！8Kで遊べるぞ！60fpsで遊べるようになったぞ！」といったような朗報が飛ぶ可能性を自分は密かに期待していますЯ

「バイオ7がPS5のグラフィックに対応したぞ！VRで1920 x 1080、120fpsで遊べるようになって再び最上級の恐怖を味わえるぞ！」って日ももしかしたらくるかもしれません

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